6月初旬に数日間、奈良・吉野~和歌山・熊野を旅しました。
友人や知り合いに伝えると皆がそろって「熊野古道いくの?」と聞かれて、そのたびに「熊野は行くけれど、今回熊野古道は行かないのよ」と話していました。
でも、ふと気が変わって旅の1週間前に熊野古道を歩くことにしてスケジュールを変更しました。
今回私が歩いたのは、「熊野古道のゴールデンルート」と呼ばれる発心門王子〜熊野本宮大社の道のりです。約6.9kmの距離で、所要時間は2.5~3時間ほど。
ゆるやかな下りが中心で、初心者でも歩きやすい人気のコースです。途中でトイレや休憩場所もあります。
とはいっても、それなりに高低差がある山道もあるので、ガッツリとしたハイキングになります。歩きやすい靴と飲み物、雨具、熊よけの鈴などの装備は必要です。
前日に熊野に宿泊して、朝一番に熊野本宮大社前から発心門王子へ向かうバスに乗りました。すると乗客はなんと私の他には日本人男性のみでした。・・・ということは、朝一番に熊野古道を歩いている人は私とその男性しか居ないということになります(^-^;
心細さを強烈に感じながらも、バスは出発し発心門王子へと向かいました。
発心門王子のバス停に到着すると、バス停から歩いて数分先にある発心門王子へと向かいます。
男性はバスの運転手さんと何か話し込んでいて、私一人きりとなりました。
ドキドキしながら発心門王子まで歩いて、お参りをしてからハイキングをスタートしました。
最初はドキドキしながら山道を歩いていましたが、可愛い野鳥が近くまで挨拶にきてくれたり木々の木漏れ日をみながら歩いたり、澄んだ空気を思いっきり深呼吸で体のなかに取り入れていたら、段々と心のザワザワが消えていき、とても嬉しい気持ちになっていきました。
そして神様がすぐ近くにいてくださる感覚がしてきたのです。
熊野本宮大社の神さまのおおらかで優しくあたたかいエネルギーに包まれて「あぁ、すごく幸せだなぁ」と感じて、どんどん元気になって、楽しく歩くことがきできました。
30分ほど歩くと無人販売所があり、お茶や果物が販売されていました。美味しそうな甘夏があったので1つ購入し、お金を入れていると後ろから声をかけられました。
別のバスで発心門王子から歩いてきたという女性でした。東京から一人旅で熊野にやってきたそうです。
彼女も熊野古道に人がいないのが心配だったそうで私をみつけて、ホッと安心したそうです笑。
それからはポイントで会うと歩きながら話しをしたり、お互いのペースをキープしながらもつかず離れずの距離で歩いたりしました。
離れて歩いていても私の熊鈴の澄んだ音色はよく聞こえていたようで「そのおかげで、一人でもすごく安心して歩くことができました」
と言ってくださってました^^
民家から出てきた住人の方と出会い、「がんばってね~」と声をかけていただいてとても嬉しかったです。
梅雨の間の晴れ間、気温もさほど暑くなく、心地よく歩けたこことも、とてもありがたかったです。
平日のため休業ではありましたが、休憩所にはカフェもありました。
誰もいない道をひらすら歩きます。
神さまとともに過ごす、至福の時間でした
熊野川と大斎原がみえました。ここで先ほど出会った女性や外国人の方にあって一緒にこの素晴らしい風景を楽しみ休憩しました。
大社の手前にある祓殿王子は、身を清める場所。
ここを過ぎると、いよいよ熊野本宮大社へ。
歩いてきた時間そのものが、祈りの準備だったことに気づきます。
熊野本宮大社に到着しました。
嬉しい気持ちでいっぱいになりながら、鳥居をくぐります。
風はやわらかく空気は澄み、穏やかなエネルギーに包まれました。
たどり着いた喜びと、迎え入れられたような温かさを感じながら、感謝の気持ちを込めてお参りをしました。
本宮大社での参拝を終え、ゆっくりと大斎原へ向かいました。
大斎原は、かつて熊野本宮大社が鎮座していた旧社地です。
両側にある田んぼの青い苗が風に揺れ、 そのやわらかな緑にさらに癒されました。
大鳥居が近づくにつれ、空気がさらに澄んでいくのを感じます。(現在、この大鳥居の内側は撮影禁止となっています。)
神さまに向き合い心の内をゆっくりとお話しできた時間は、 まるで抱きしめられるような優しさに満ちていました。
お参りを終えて振り向くと、次々に参拝者さんが歩いてくるのが見えました。
神さまの愛溢れる計らいに感謝の気持ちでいっぱいになりました。





































