ここのところ、セッションや講座などで親子関係のテーマにふれさせていただくことが度々あります。
子どもの何気ない言葉や態度から、「この子は、私の心を映す鏡なのかもしれない」と、自分の内側にある想いに気づかされることってありませんか?
子育ては親が一方的に子どもの世話をしているように捉えがちですが、子どもの成長を見守ると同時に、親自身の魂が磨かれていくプロセスなのだと感じます。
もしかすると捉え方次第では、子どもという存在から気づきをもらったり、教えてもらうことのほうが多いのかもしれませんね。
親であっても、自分の人生を大切にしていい
私たちは、長い間「親は自分を後回しにするもの」とどこかで信じ込んできたのかもしれません。
でも親が自分の人生を丁寧に生きる姿を、ちゃんと近くで見つめていて、子どもにとってはそれが“未来のモデルの1つ”になります。
子どもに見せたいのは、完璧さではなく“しなやかさ”
ここで私自身の話になります。
私には娘が1人います。私が娘に見せたい姿は、もちろん完璧な母親像ではありません。
もともと完璧な人間ではありませんし、なにか特別なものをプレゼントしてあげられる訳ではありません。
でも、ただ見ていてほしい姿はあります。
自分を大切にして日々の小さな喜びを味わったり、悲しみや困難に出会っても、工夫しながら乗り越えていく姿・・・
そんな私の背中はそっと見ていてほしいなと思っています。
人生は思い通りにならないことのほうが、もしかすると多いのかもしれません。
でも私自身が柔軟なとらえ方を持ちながら、臨機応変に一歩ずつ進んでいく姿を見てくれていれば・・・娘は「自分の人生は、自分で切り開いていいんだ」と自然に感じられるようになるのかなと思います。
子どもの魂を信じる
子どもは、私たちの人生の“延長”でも“代わり”でもありません。子どもは、私たちとは別の魂を持ち、自分なりの人生の道を歩むために生まれてきた存在です。
親の愛が深いほど、知らず知らずのうちに「自分の願い」や「叶えられなかった夢」を、子どもに重ねてしまうことがあります。
親が過度に心配したり干渉しすぎなくても子どもの魂は、本来自分の人生を選び、幸せを受け取る力をちゃんと持っています。
だからこそ親は子どもの人生を尊重し、その選択を信頼すること。それが魂の成長を助ける、あたたかい追い風になるのだと思うのです。
親がそっと手を離すとき、子どもの魂は、のびやかに自分の大空へと羽ばたきはじめます。
子育ては、親自身の生き方を静かに問いかけてきます。






















