奥の院から壇上伽藍へ向かいました。
ゴールデンウィーク真っ只中なので、ゆっくりしていると駐車場が停められないと思い、早めに壇上伽藍近くの駐車場へ移動しました。
朝早くから高野山には沢山の参拝者さんでにぎわっていました。
さぁ!これからいよいよ、待ちに待った結縁灌頂を受けにいくこととなりました^^
数年前のコロナの際は結縁灌頂が中止になり諦めたこともあり、何年もこのタイミングを待ちわびていました。
春(5月)には胎蔵界結縁灌頂、秋(10月)には金剛界結縁灌頂が大伽藍・金堂にて開壇されています。
結縁灌頂は、仏様との縁を結び、人の心に本来備わっている仏の心と智恵を開く儀式です。仏教の深い教えを一般の人々にも理解しやすくするための儀式として導入されたものなのだそうです。
庭儀結縁灌頂三摩耶戒が9時から始まり、私の入壇する第1班は、11時30分~だったので少し時間があったので、壇上伽藍を散策したり、金堂の前で儀式の様子を拝見していました。
時間になったので受付の列に並び、入壇しました。
わたしたちの前には中国人の団体さんが並んでいました。
金堂内にはいり、まずはお大師様の掛け軸のかかった薄暗い部屋で勤行の時に唱える言葉を阿闍梨様の後に続きお唱えし、三昧耶界のご真言と印を授かります。
真言を皆で唱えるのですが、その中国人の団体さんの中にいた1人の男性がものすごく上手に唱えているので驚きました。コブシの入れ具合といい声量といい、素人ではなさそうな感じで。
それが気になって、「いやぁ、日本人の私よりも数倍上手じゃん!」と、ついつい聞き入ってしまいました。
色々な向きに動かされるので、歩きにくく方向感覚が全くなくなります。
金堂を出ると、立派な台紙に記念品をセットしていただき終了です。
下の画像は参加をすると授かる記念品です。
- 自分が目隠しをした紙(大日如来様が描かれており、終了後に朱印を押してもらえます)
- 曼荼羅に落とす時に使った花(葉ですが)
- 結縁灌頂血脈(けちみゃく:「仏の教えを弟子に伝えるもの」という意味だそうです。中を広げると弘法大師の肖像画や教えなどが書かれています)
- 結縁灌頂御守(持ち歩く御守りです)
金剛界結縁灌頂の記念品は今も我が家に飾ってありますが、飾り方に悩んでいました。
このような台紙があるのは嬉しいですね。
あと記念品の中には可愛い卓上カレンダーも2冊入っていました。とても可愛かったので、サロンに1つ飾りました。
結縁灌頂に参加するにあたっては宗派、性別、年齢に関する制限は特にありませんので、どなたでも受けることができます。
参加方法については事前予約を薦められていますが、当日受付もあるようです。
当日は直接申込のみ可能ですが、現地に行かないと予約状況がわからないようです。
スケジュールを立てやすいように事前予約で参加されるのをおすすめします。
念願だった結縁灌頂を受けられて大満足でした。
高野山を後にして次の地へ。十津川方面へ向かいました。
旅はまだまだつづきます。