2日目の朝に出羽三山の1つ、湯殿山に向かいました。
湯殿山神社は、山形県庄内地方に広がる出羽三山(羽黒山・月山・湯殿山)のなかの一つ、湯殿山にあります。
出羽三山は歴史をさかのぼると古来から山岳信仰が盛んな東北地方でも特に多くの修験者、参拝者が訪れる場所だったそうです。
羽黒山は現在、月山は過去、湯殿山は未来を表していて、この3つのお山を巡ることで、一度死んで甦える「死と再生の旅」を意味しています。(私は今回、「現在⇒過去⇒未来」この順番通りの参拝はしませんでした)
江戸時代に伊勢神宮への参拝がブームになり「西の伊勢参り」といわれていました。それに対し、出羽三山に詣でることを「東の奥参り」といわれ、西と東の両方を果たすことが江戸時代の人々の憧れだったのだとか。
有料ゲートを通り、車で大鳥居の前にある駐車場に向かいました。
この日も快晴で気温もぐんぐん上がりつつありました。湯殿山神社参拝のあとは羽黒山に向かう予定でしたので、当初歩いて向かう予定だったのを、急遽変更しバスに飛び乗りました笑
この日の最高気温は37℃でしたので、暑さによる体力消耗を、少しでも減らしたかったのです(^◇^;)
バスに乗って大鳥居を通過し湯殿山神社へと向かうとものの数分で到着しました。
こちらの手水舎でお清めをして、神社へと向かいます。
湯殿山神社本宮は写真撮影禁止、参拝は土足厳禁という戒めがあります。参拝者はそこで見たものは「語るなかれ」「聞くなかれ」とされています。
この看板の向こうの階段からは撮影禁止です。
湯殿山神社には社殿がなく、参拝者は裸足になりお祓いを受けてから御神体の場所まで歩きます。
松尾芭蕉もこの地を訪れた際「語られぬ湯殿にぬらす袂かな 」という句を詠まれました。
「ああ、これが語ることを禁じられている湯殿山なのか(涙)。なんとありがたいことだ!」と、芭蕉さんも湯殿山での体験に感激しうち震えたのですね^^