すると、隣にある授与所の女性が声をかけてくださいました。
「岐阜から来ました」と言うと、その女性は「岐阜は飛騨牛美味しいですね!大好きなんです」とおっしゃっていました。その方は養老の「焼肉ロード」で飛騨牛を食べるのが楽しみなのだそうです^^
鶴亀善神さまの有名な御守りがあるそうで、授けていただきました。その方にお参りの方法を教えていただきました。
女性は僧侶さんで色々お話していると、ジーっと私の顔をみながら・・・
「あなたはこれから運が開けていく方ね。あなたの顔をみれば分かるわ。さっきまですごい雨だったのに、もう太陽が出ているでしょ。」と言ってくださいました。
毘沙門天さまや鶴亀善神さまが、そう言ってくださっているような気がして嬉しかったです。
このお守りにはユニークな独自の願掛け方法があります。石臼の上にお財布+御守りセットを乗せた状態で、石臼を3回時計回りに廻して「南無鶴亀善神」と3回唱えるそうです。
願掛け後にお財布に御守りを入れました。お願いが叶うといいな~。
ぴんころ地蔵さま、とっても可愛いですね。一生健康でいられるように、ピンピンコロリを願ってお参りしました。
私のあとにも、鶴亀善神さまの御守りを求めて多くの方が願掛けをしていました。金運招福のご利益がとても有名なんですね。
赤門をでようとすると、またまた猫ちゃんが!毘沙門天さまのお使いが、お見送りしてくれました。
おおっ、すごい!!なんと三毛猫さんです!
江戸時代から「三毛猫は福を呼ぶ」といわれていました。
招き猫のモデルは三毛猫ですし、三毛猫の毛色にも意味があって白は福を招き、黒は厄除け、茶色は無病息災を象徴しているんですって。
めちゃくちゃ嬉しい、素敵なお見送りをありがとうございます。
赤門を出て、石段を登り開山堂へ向かいました。
開山堂の堂内には、四国八十八ヶ所のご本尊が祀られています。
ご本尊の周りの踏み石を巡ることで、「四国八十八ヶ所のお砂踏み」ができるそうです。
お砂踏みは実際の四国霊場を巡るのと同じご利益があるとされています。足腰が元気なうちに四国霊場を巡りたいと思っていたので、さっそく授与所で5円玉に両替していただき、お砂踏み用のお札を授かりました。
お賽銭は1円玉、5円玉、10円玉、100円玉のどれかを選べるそうで、授与所の方に希望を伝えるとビニール袋に88枚入ったお賽銭に両替してくださいます。
1番霊場からスタートして、順番にお賽銭とお札を納めて八十八箇所の霊場をお参りしました。黙々とお参りをしていると心がすゥ―っと穏やかになっていくのを感じました。遠くから毘沙門天さまのご祈祷が聴こえてきて、感謝の想いが溢れました。
最後に5円玉が一枚残ったので、授与所にお返ししようとすると、授与所の方が「これはお賽銭として使ってくださいね。」と言ってくださいましたので、有り難く最後のお参りに使わせていただきました。
お参りが終わると、達成感があって晴れ晴れとした気持ちになりました。
最後に向かったのは、身体安全・無常息災・当病平癒の神 【劔鎧護法堂】です。
朱い鳥居をくぐり、少し歩くと劔鎧護法堂が見えてきます。
今から約1000年前、醍醐天皇が重い病にかかられた時、命蓮上人が勅命により毘沙門天王に病気平癒の祈願をされました。数日後、加持満願の日、剱鎧護法の使者が天皇の枕元に出現されて、霊感を授けられると忽ち天皇の病は癒され心安らかになられたそうです。その後、この地に剱鎧護法を当病平癒の守り本尊として祀られ日夜勤行されました。
以来、無病息災、病気全快の霊験あらたかな神として篤く信仰されています。
こちらの仏さまも素晴らしいパワーをもっていらっしゃいます。画像からも仏さまの素晴らしい気を感じていただけると思います。
拝殿の天井には沢山の提灯が飾られていました。
劔鎧護法堂はお堂の周りを巡ってお百度を踏み、病気平癒の祈願ができることで有名です。拝殿前にはお百度参りのための数え棒が置かれていました。
私も健康でありますよう、心静かに祈願しました。
信貴山・朝護孫子寺は素晴らしいお寺や仏さまが沢山いらっしゃっていて、今回は四時間以上かけてお参りしました。
正直、私的には四時間でも足りないくらい盛沢山で楽しい参拝でした。
次回はお天気の良いときにしっかり登山装備をして、信貴山山頂にある奥の院・空鉢護法堂まで登りたいです。

























