吉野山にある金峯山寺に行きました。
奈良時代に圧倒的な霊力を持った呪術者・役行者(えんのぎょうじゃ)が開いたとされる修験道は、自然崇拝・山岳信仰をベースに仏教、道教の要素を取り入れた日本独特の宗教です。
役行者にまつわる伝説は数多く残されており、不思議な力を駆使した多くの逸話もあるそうです。
吉野・熊野地域は修験道における聖地とされていて、吉野山の中心にある金峯山寺は金峯山修験本宗の総本山です。
画像はWikipediaよりお借りしました
金峯山寺を知ったのは昨年の大河ドラマがきっかけでした。
テレビ画面に写った金剛蔵王大権現立像をみてそのパワーに圧倒され、「ここに行きたい!」と魂が震えるほどの衝動が沸き上がりました。
私たちが到着したのは夕方の閉館ギリギリだったため参拝はゆっくりできませんでしたが、テレビでみた金剛蔵王大権現立像に会うことができました。
閉館ギリギリだったため、お会いできたのは一瞬だけでした( ;∀;)う~!!次回はもっとゆっくり参拝させていただきたいと思います。
金剛蔵王大権現立像は蔵王堂内の東北隅に客仏として安置されています。
蔵王堂の本尊である日本最大の秘仏、金剛蔵王権現像が特別御開帳の期間中でしたので、目の前でお参りさせていただくことができました。
青黒色の肌に逆立つ髪、悪魔を払う忿怒の形相の三尊はやっぱりものすごいパワーを持った仏さまでした。
迫力ある修験道の御本尊のお姿を拝むことができるなんて!と大興奮の私
でも閉館間際だったので、それも一瞬で終わってしまい、トホホでした( ;∀;)
この日は金峯山寺の近くの宿に宿泊したので、翌日の朝勤行に参加することにしました。吉野山は坂道が多いため、宿のご主人が金峯山寺と宿の往復送迎をしてくださってとても有難かったです。
吉野は葛餅や柿の葉寿司が名物なんですね♪
Kちゃんおすすめのくずもちラテ黒糖、めっちゃ美味しかったです。
翌朝は早く起きて、ご主人の車で送迎していただき、再び金峯山寺へ。小雨が降っていて肌寒かったですが、ワクワクな気持ちで朝勤行に参列しました。
特別御開帳の期間、朝勤行の参列は有料らしいですが、期間外は無料で参列できるそうです。
秘仏である三尊の蔵王権現さまにゆっくりお参りできて、とても嬉しかったです。また一人でもいいから来たい!と思ってしまうほどでした。
金峯山寺では、こちらの「五嶽神鏡」を授かりました!
この神鏡を祀り、あるいは身につけて抱きて祈念すれば、百邪を退け百福を増し、その身を守護し給いて万能の功徳があります。
「五嶽」とは、中国神仙の霊山のことで、鏡にそのシンボルが刻まれています。
邪をよせつけない最強の鏡として、金峯山寺では一番人気なのだそうです。専用の袋(別売)に入れて身に付けます。
Kちゃんも私も、これから高野山・熊野をめぐるディープな旅になるため、この神鏡は必要だと感じたのでした。
案の状、泊まる宿、翌日に泊まる宿も・・・続けてラップ音や気配がしていました。
五嶽神鏡のお陰でリアルに遭遇することが無かったので助かりましたが、気配はするので落ち着いて眠れない(笑)そして毎朝4時起きだったので、延々と寝不足が続いたのでした笑
そういえば・・・玉置神社にいく道中もナビがおかしくなってしまって、一時期使えなくなってしまいました。(玉置神社へ到着したら直りました)
山奥はいろんな存在がいるので、今色々と思い返すと五嶽神鏡は必要だったなぁ、有難かったなぁと思いました。
「五嶽神鏡」は曇ったり割れたりしなければ、永続的に持つことができる御守りです。もしも曇ったり割れたりしたときは、身代わりになってくれたという証拠です。
そうしたら感謝とともにお返しして、あたらしい五嶽神鏡を授かれば良いそうですよ。