私はよく熱田神宮に参拝します。今の時期は七五三詣のご家族をよく見かけます^^
熱田神宮はどの季節でも多くの参拝者さんがいらっしゃいます。遠方から遥々参拝される方も多いのでしょうね。
先日参拝したときに、久しぶりにおみくじをひきました。熱田神宮のおみくじは、みくじ筒をガラガラ振って出た番号を受付で伝えるとその番号のおみくじがいただけます。
この時もおみくじコーナーは長蛇の列で、私もその列に並びました。
私の前に外国人女性が並んでいました。おそらく東南アジアの方だと思います。
その女性がくるっと私のほうを向いて「これは何で並んでいるのですか?」と日本語で話しかけられました。
「これはおみくじを受け取るために並んでいるんですよ。おみくじは最初にあの筒を振って出た番号を受付で伝えるとその番号のおみくじが渡されます。」
と私が答えると、「あっ!そうなんですね!」と慌ててみくじ筒の方へ行かれました。
私の後ろにいた日本人女性が、「順番とっておいてあげるから、みくじ筒振ってきてね」と、外国人女性に言ってくださいました。
するとすぐに私がおみくじを受け取る番になり、巫女さんからおみくじを受け取りました。
外国人女性が気になって、その女性を探すと、みくじ筒の近くで数人の東南アジア人の男性達と話していました。近寄って「おみくじひきましたか?」
と、外国人女性に話しかけました。
すると女性は「絵馬が欲しいんです。どこで買えますか?子どもが病気なので、絵馬を飾りたいです。」と言っていました。
「絵馬はこの列ではなくて、あの列に並ぶと良いですよ。あそこに絵馬の写真があります。1000円です。」私は社務所の上側にある授与品のなかの絵馬の写真を指さして説明しました。
「あぁ!ありがとうございます」と女性は列に並びにいかれました。
すると先程、私の後ろにいた日本人女性が私のところに来られて、「さっきの人おみくじ引けたのかしら。どうだった?」と聞かれました。彼女も心配になったようです。
「どうやら絵馬が欲しかったようで、いま絵馬の受取方を説明したところです」と答えると、「そうだったのね!外国の人にはわかりづらいわよねぇ」と心配してくださっていました。優しい方ですね。
ちゃんと授与品の列に並んでいるかな?とふと心配になり、東南アジアの女性を探すと、今度は御朱印を授かる方々の列に並んでいます。絵馬の写真の真下が御朱印を待つ人の列なので、恐らく間違えてしまったのだと思います。
慌ててまた外国人女性のところに行き、この列ではなくて隣の列に並ぶように伝えました。
「この列に並んで、巫女さんに「絵馬をください」と伝えると授かれますから、絵馬はあそこで書いてくださいね。願い事は英語で書いても大丈夫ですよ。」
そう伝えると「子どもの病気が治るよう書きます、ありがとう」とニッコリ笑顔で答えてくださいました。
女性は無事絵馬を授かり、熱田神宮の神さまの御前に奉納されていました。その姿をみながら、私も女性の願いが叶うことを祈りました。
あっ!そのときのおみくじは大吉をいただきました。
帰り際に境内で烏骨鶏に会いました。
熱田神宮にはあちこちに神鶏がいて、この烏骨鶏も神鶏です。度々「コケコッコーーーーォ!」と元気に鳴いていました。
烏骨鶏をはじめてマジマジと見つめました。人に慣れているので近づいてもヘッチャラな雰囲気です。
よく見ると目が大きくて可愛い顔をしています。足もフサフサでゴージャスな雰囲気です。
神さまの歓迎のしるしですね。熱田の神さまの優しさとあたたかさが心に伝わり、とっても嬉しかったです。