私たちの持っている、思考と感情は自分自身が気づいていないもの、すでに気が付いているもの等、本当にたくさんものを抱えていて、それらが顕在意識や潜在意識、無意識領域にまで存在しています。
それらは必ずしも、自分にとって良くないものとは限りません。
もちろん素晴らしいものも沢山あります。
感情も思考も本来私たちにとって大切なものであり、これらがあるからこそ私たちは人生をよりドラマチックに生きることができます。様々な経験を通して、感動を得たり学びを重ねていけるのです。
子どもの頃に深く傷ついた経験や満たされていない想いや、自分の価値を見出せなかった経験に今でも囚われている場合、変容したいと願っていてもそれがブロックとなることがあります。
子どもの頃から両親との関係、一緒に暮らしていたご家族との関係。学校の先生等、社会や様々な人々とのコミュニケーションのなかで、受け取り感じた感情や思考をそのまま吸収していきます。もしもあなたが過去の経験から生み出された感情や思考に囚われ苦しんでいたとしても、そのテーマを無視したりそこから目を背けるのは簡単なことです。
しかし、目を背けたとしても残念ながらその苦しさはキレイに消えることはありません。ふとした拍子にそれが意識の表面に出てきたり、外側の世界でそれが具現化されてそのテーマと再び向き合うことになるのです。
レイキは目の前にいる人や物、自分を癒すだけではありません。過去に意識を向けて、あなたの「内なる子ども」つまりインナーチャイルドを癒すことができるようになります。(現代レイキではレベル2講座で学ぶ内容になります)
しかしこの場合、ワークのテーマはあくまで傷ついた心を癒し、過去の出来事に対しての視点を「今に向けるもの」です。過去に起きた出来事を変えることはが出来なくても、今の自分が子どもの頃の傷ついた自分を癒すことが出来るのです。
過去の経験が自分の変容を阻害するブロックだと感じているのならば、その時の自分を少し離れたところから見つめていきます。ちょっと視点をかえてみると、今まで気が付かなかったことに気が付いたり、自分やその出来事に携わっていた人達を少し違った視点から見られるようになります。
もしかすると、誰かを責めていたり憎んでいたつもりが、過去の経験で生み出された罪悪感や恥の感情を持っている「今の自分が許せない」のかもしれません。
一言で「ブロック」と言っても、あらためて向き合ってみると、はじめてわかることもあるのです。「自分自身への許し」を難しいと感じる方はじつは多いのかもしれませんが、自分を許すことはとてもパワフルな錬金術(アルケミー)となります。
あなたのハートや体から感じている罪悪感やブロックは、あなたを大きく成長させてくれる可能性を秘めているのです。