今日、6月15日は弘法大師空海さんのお誕生日です。この日に高野山の記事をアップできることがとてもとても嬉しいです。
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吉野神宮からさらに山奥へ。高野山に向かいました。この日は宿坊に泊り翌日の早朝、奥の院へむかいました。
★宿坊では精進料理をいただきました^ ^
≪前回までの記事≫
奈良★石上神宮
奈良★吉野神宮
朝5時30分まえに宿坊を出発しましたが、もうすでに明るく太陽が昇りはじめていました。このときの気温は14度くらいだったので上着を着ていましたが、あるいていると寒さを感じませんでした。
奥の院までの道のりはずっと墓地がつづきます。でも、この奥の院の墓地はまったく怖くありません。
奥の院は不思議ととても静かで穏やかなんです。やはり空海さん(お大師さま)の聖域だからでしょうね。
鳥の鳴き声だけが響いていました。30分弱の道のりをあるいていると体もあたたまってきました。
御廟橋の前に到着すると僧侶の方がカメラを設置して待機されていました。飛ばないタイプのドローンを使って「生身供」が運ばれる様子を撮影するのだそうです。
僧侶の方が直々に撮影されるんですね。カメラワークもプロ並みです。すごいな~^^
参拝者の方は2~3人ほどいらっしゃっていました。
朝6時から、お大師さまに食事を運ぶ「生身供」がはじまるのでここから僧侶の皆さんが出てこられるのを待ちます。
お毒見の儀式が終わるとお大師さまのお食事は灯籠堂へと運ばれます。
御廟橋の前で一礼し橋をわたります。
僧侶の皆さんの歩く後ろ姿をみていたら胸がいっぱいになり涙がでてきました。
1200年の間、1日も休むことなくお大師さまのお食事はこうやって運ばれているんですね。
そして、私も過去生で同じようにお大師さまにお食事を運んでいたのだと思います。
私は記憶の奥底でそれを覚えているんですね。この光景をみると、泣けてきます( ;∀;)
わたしたちも灯篭堂へ向かいます。
ここからは撮影禁止ですので勤行の様子は撮影できません。
今回もお大師さまと会うことができて色々な話を聞いていただきました。
勤行はあっという間に終わりお大師さまがいらっしゃる御廟にお参りをすると7時をすぎていました。
ここにいると時間の感覚を忘れてしまいます。
名残り惜しいですが宿坊の朝食時間に間に合うように帰らなければなりません。
また来年必ず会いにきます。そうお大師さまにお伝えして御廟をあとにしました。
奥の院は朝日に照らされてキラキラを輝いていました。
朝の勤行のあとに知ったんですが、この日は令和3年6月9日、「弥勒の日」でした。
「遠い未来…56億7000万年後に、菩薩から如来となった弥勒(みろく)が現れる」とお釈迦さまは言われたそうです。
お世話になった宿坊のお部屋入口のすぐ脇に弥勒菩薩像が飾られていたのを高野山を去ったあとに思い出して、とても不思議な気持ちになりました。
この「3,6,9」という数字には不思議なパワーがあり、ピラミッド型を形成する宇宙の叡智をあらわす数字といわれています。
偶然にもこの日に高野山でお大師さまに会えたのはとても素晴らしい奇跡でした。
「生身供」の動画です。奥の院のエネルギーを感じていただけたら嬉しいです^^
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